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第1回 著者WEBインタビュー (2012年1月23日)



[インタビュー]武田ちょっこまるまるサファリの本:著者)

市田印刷出版 編集担当・藤本=インタビュー&構成

──今回、市田印刷出版より2011年12月に武田さんが出された本、「まるまるサファリの本」ですが、出版を思いたったきっかけから教えてください。

武田 私は、1991年から毎年のようにケニアを歩き回っている、大のサファリ好きです。
 現在、東アフリカの旅行ガイドブックは出版されてはいますが、実際に旅行していると、不十分。というか、ケニア旅行者のツボを突いた情報が少ないなと思っていたのです。そこで、私の長年にわたるサファリ経験と、編集経験で、良いガイドブックを自分で作ってしまおう!と思い至ったのです。


──なるほど、それで数ある出版社のなかから、市田印刷出版を選んでいただいた決め手は何だったのでしょう。他の出版社とどこが違うように感じられたのでしょうか ? 

武田 まずネットで、「自費出版 東京」で検索しました。市田印刷出版さんに関しては、ホームページの「明るい自費出版オトナの相談室」での対応が丁寧なことで信頼し、見積もりをお願いしました。
 他にも4社に見積もってもらいましたが、制作費は一番良心的でした。
 市田印刷出版にした決め手は、ひとつは制作費ですが、見積書も「制作費」「流通費」「販売」など内訳が書かれていたので、信頼度が増しましたからです。
 例えば、制作費を共同で出費するという、「共同出版」を謳っている会社でも、2倍以上の金額だったんです。いったい何にそんな高い予算がかかってしまうのかと疑問に思っても、内訳が書かれていないので、分かりません。しかも、仕上がった本は100冊しかもらえず、書店で売れた本については、定価の4%しかバックしてもらえない。この時点で、心の中では、ほぼ市田印刷出版さんに決定していました。
 また、自分で編集してデータを提出すれば、「制作費も必要ないですよ」というのも魅力でした。写真やイラストが多い本なのですが、「それも自分でスキャニングすれば、費用削減できる」と。金儲け主義に走っていないところが、著者側としては信頼できました。
 そのため編集ソフトを勉強しなくてはなりませんでしたが、ソフトの使い方で注意しておく点など教えていただけたし、「分からないことがあれば、いつでも相談にのります」と言っていただけたことで、やってみようという気持ちになれました。
 販促に関しても、書店勤務の経験がある方が担当で、戦略的に販売をかけてくれることが心強かったです。


──武田さんが、これまでに出版された本は企画出版だったそうですが、今回の「まるまるサファリの本」をあえて自費出版にしたのはどうしてでしょう? 

武田 実は、この本もある出版社で企画が通り、一度は作業を進めていました。
 ところが、出版社は編集のプロですが、サファリのことは知りません。私としては、サファリ旅行者に役立つガイドブックに仕上げる、というのが一番のこだわりだったのですが、編集者のいう“良い本”“売れる本”を作るためには、大切な情報をカットしなくてはならないなど、意見がぶつかってしまうことがしばしばあったんです。
 何よりも思い入れのある大切な企画だし、妥協はしたくない、こだわりを捨てたくないという気持ちで、企画出版はあきらめました。


──つまり、著者としては一概に企画出版で出版しても自分の思い通りの本ができないという不満があったわけですね。

武田 そうです。自分自身の思いもあったし、読者に向けても不完全な本になってしまうと思ったのです。
 そもそもこの本を作りたいと思ったきっかけは、先にも話しましたが、「ケニアのガイドブックはすでにあるものの、旅行者のツボを突いたものではない。実際、サファリを旅するには不十分だからこそ、本当に役に立つ楽しいガイドブックを作りたい」と思ったことですから。

 
──市田印刷出版に出版を依頼して、良かったな。でもここはちょっと期待はずれだった。もうちょっとこうして欲しかったというような、著者の視点からの出版社への評価、感想、注文などがあったら、本音のところでお願い致します。

武田  データでの提出にさせていただいたことで、最初は慣れないソフトで大変でしたが、結果的に自分らしさを最大限表現できたし、人にお願いするには気兼ねしてしまうような細かく面倒くさい変更でも、何度でもで納得いくまで作り直せました。ソフトの使い方も色々アドバイスしていただき、安心でした。
 また、私の本がガイドブックであることから、流通は日本地図共販にするなど、きめ細かく対応してもらえて成功でした。
 ただ、最後の最後に問題が起きてしまいました。著者の最終チェックで指摘した直しを、その後自分自身で確認せずに印刷に回したため、その指摘が正しく直っていないことに気が付かないまま、製本されてしまいました。
 進行管理は各社によるので、責了はお任せしたのですが、この点はもうちょっとキチンと決めておけば良かったと後悔が残ってしまいました。
 ネット書店については、どの段階で手違いがあったのか分かりませんが、書名が間違っている、発売日が間違っているなど、トラブルが多かったのが残念です。
 間違いを指摘しても、ネット書店の対応には時間がかかるため、焦ってしまいました。購入者側としては、ネットは、<いつでも購入できる><早い対応>が魅力なので、ネットでの販売も力を入れていただきたいと思いました。


 ──いろいろなご指摘ありがとうございました。小社の対応が遅れたり、行き届かなかったことは十分承知しております。どうかひとつ前向きに考えて頂いて、これからこの本を完売して、増刷につなげたいと思っておりますので…。

武田 ぜひ増刷につなげたいです!もともと、ケニア旅行者は年間1万人しかいないため、短期間で販売するには難しい本です。でも、商業ベースに縛られないのが自費出版の利点です。長く読んでいただける内容に仕上げてあるので、じっくりと読者の信頼を得ていきたいと考えています。


 ──今回の「まるまるサファリの本」ってどんな内容の本なのですか、 サファリに興味がある読者に向かって分かりやすく、著者なりの解説をお願いします。

武田 アフリカ旅行の目的は、名所めぐり、ショッピング、グルメなどではなく、動物を見に行く“サファリ”がメインです。つまり旅行中に最も知りたい情報は、野生動物の豆知識や生息状況なのです。ポケット図鑑、鳥の図鑑、旅行ガイドの3冊を持って旅行されている方もいますが、この本1冊に、その3つを詰め込みました。
 また、ナイロビの情報や治安・病気について、個人旅行に役立つ詳細などなど、旅行に役立つ情報もたくさん掲載しました。
 私は情報誌、旅行ガイドブックに携わってきた編集者ですが、一旅行者の目線で取材し、サファリが楽しくなる内容を重視しして、仕上げています。


 ──つまり他に類書がない、サファリ旅行をする人には必携の本だということですね、サイズもコンパクトですし、読み物としても面白いと思いました。

武田 ありがとうございます。 表紙は、キリンさんで女性向けっぽく見えますが、内容は濃く、<かわいい顔してすごいヤツ>です。

 
──本の売れ行きも気になるところですが、これから本を出したいと思っている著者の方々に、出版に際してのアドバイスをお願いします。

武田 アドバイスって……そんなエラそうなことできないですが……。
「情報はネットで……」という時代ですが、人は紙面の活字を信頼します。ブログと違い、書店に並べる本を出版するというということは、とても重大で責任のいることなのだと思います。
 原稿は何度も読み返し、悔いのない本に仕上げてください。仕上がった本は宝ですが、読者の「面白かった」「良かった」という感想は、もっと大切な宝物になります。
 市田印刷出版の宣伝マンではないので……原稿は多社に見積もってもらったほうがいいです。複数の見積書、条件を並べ、冷静に判断しましょう!出版社名のブランドや、書店に並ぶといった宣伝文句に踊らされると、大切な自分の本が、悲しい思い出になってしまうかもしれません。

著者ブログ:「サファリが楽しくなるブログ」

http://www.tour.ne.jp/blog/chocotakeda/


おじさんたちのたそがれ その1(2011年11月14日)



  えーまず、おじさんたちは略語にたそがれます。

 いま流行りのAKBとは秋葉原何とかで、TPPとは環太平洋何とかかんとかで、といった具合にして実のところおじさんたちは、その全体像を正確には把握しておりません。
 正確に把握していなくとも何の問題も起こらない代わりに、すでにこれはある種の情熱の喪失、訓育の放棄、もしくは社会的無関心、無頓着とも言えるわけですね。

 その昔、すでに旧海軍で流行っていたという略語のMMK、これは、もててもてて困るの略だといわれてますけれど、むしろこれは、まったくもてないで困るの略ではなかったかと思われるわけですね。だって海軍でしょう。女っ気なしですから。まあ貯まってたわけですよね、いろいろなものが海の上の非常に隔離された内部的な空間においては。
 同時にKAでかみさんという略語もあったらしいのですが、一般的な会話のなかで、自分の奥さんのことを相手に向かってどう表現するかは、今日的課題でもあり、おじさんたちの共通の悩みでもあります。
 女房、妻、かみさん、家内、ウチのひと、ウチのが、とちょっとテレながら使うのでありますが、自分の所有物やペットでもないのにウチのが、はマズいような気もします。この場合、作家の五木寛之氏は配偶者、と使うそうでありますが、これは法律用語でもあり、ナマナマしくなくてよろしいですが、周りで使ってるのを聞いたことがないですね。

 話を戻しましょう。ただいまも世の中、略語のオンパレードです。
 NHK、NTT、ANA、JRといった社名関係から、ケンタだのマックだのといった食品類、ドラマでいえば、冬ソナにセカチュウ、もしドラにキンケイ(近代経済学)とあらゆる分野に及んでおります。デカンショ節が、デカルト、カント、ショーペンハウエルの略だとは、高校の時の担任に教わりましたが、それまでは、ツルハシでトッテンカン、トッテンカンと石炭の鉱脈をたたく音のことだとばかり思っていましたから。

 ここで、いまどき女子高生の略語使用頻度上位を紹介しましょう。
 DJK(ダイジョーブ)、dndk(どんだけー)、自宅警備員(ニート)、ハゲドウ(激しく同意)、かまちょ(かまって頂戴)、おこ(怒る)、シャレオツ(おしゃれ=古語ながら最近また復活したらしい)、DJB(だいじょーぶ)、dgskas(だがしかし)。
 本当なのかなあ、こんなの使ってるのかしらんと思いながら、dgskas、確かにケータイ(これも略語)メールで使ってそうではありますね。

 おじさんたちの時代は、GS(グループ・サウンド)で、タイガース・ワイルドワンズ・ジャガーズ・フォーククルセダーズ・パープルシャドーズ・ランチャーズ・テンプターズ・ゴールデンカップスに、舶来(古語?)ものではPPM(ピーター・ポール&マリー)の500マイルにベンチャーズのパイプラインなどであり、ブルコメのツナキとか、タイガースのジュリー、スパイダースのマチャアキ(たぶん同世代でないと知らないと思いますが)、あと失神する赤松愛の何とかというバンド、それから、想い出の渚のワイルドワンズのチャッピーのいつも背後にいた人、名前は忘れたけどリーダーの加瀬ナントカカントカ、などですが、どうなんでしょうか。みなさん。

 最近、タイガースが40年ぶりに復活して、38カ所の全国ツアーを予定とか。ピーもタローもサリーもまだまだ健在であります。来年1月の武道館でのファイナルまでおじさんたちは負けないのであります。DJB!

◆ 文責:フジモト


新しい出版社として(2011年4月19日)


 2011年4月1日より、市田印刷出版は、今までの星雲社(二次取次)を介しての流通・販売から、大手取次との取引による、流通・販売に移行いたしました。すでにトーハン、太洋社、栗田出版販売との契約を締結し、取引コードを取得いたしました。順次、日販をはじめとする取次との契約を締結する予定です。

 弊社既刊の本につきましては、従来通り、発行:市田印刷出版、発売:星雲社のままで流通・販売いたしますが、新刊につきましては、原則、発行・発売:市田印刷出版となります。

 このことにより、お客様の本の流通・販売がこれまで以上に充実し、多くの読者を獲得することが期待できます。

◆ 文責:フジモト


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